腰痛にとどまらず、体の痛みを改善させるために様々なアプローチがあります。ただ痛いところに指圧や鍼、灸を施すという方法、痛みの原因を突き止め痛みが出ている箇所ではないところへアプローチしなくては改善しないケースなど。いずれの方法も結果として患者さんの不調が改善されるのであればそれぞれに意味はあるのですが、痛みが起きている場所だけアプローチしても改善しないケースもあるのも事実です。

今回は、数ある考え方の中でトリガーポイントに絞って書いてみようと思います。

トリガーポイント

トリガーポイントをしっかり説明するとなるとちょっと大変なので、ざくっと大雑把に言えば、筋肉などに存在する押したりすることで過剰に痛みや反応がある点となります。筋肉に関しては、筋肉の凝りがひどくなったようなところと思ってください。

このトリガーポイントにはいくつかタイプがあるのですが、大きく分ければ2つ。

・緊張している硬い部分を押すと、その部分に痛みが生じるもの(潜在性トリガーポイント)

・同様の箇所を押した際に、押した部分以外のエリアに痛み(関連痛などと言われます)が生じるもの(活動性トリガーポイント)

いずれもそこを押すことで痛みの引き金になる点だからトリガーポイントと呼ばれています。

腰痛とトリガーポイント

腰の周辺に関係するトリガーポイントもいくつもあり、今回はほんの少しだけ(これも全部書くと大変なので)ですが書いてみます。

左の白黒のイラストに赤くペイントされたエリア、これが関連痛のエリアです。右の図の腸腰筋と呼ばれる筋肉の✖印のついた特定の部分を押すことで左のエリアに関連痛を引き起こすことがあります。

これは先ほどタイプ分けした中では、押したところ以外の部分に関連痛が出ているので活動性トリガーポイントとなります。

慢性的に腰痛に悩まされて腰をマッサージしたり鍼をうってもなかなか改善されない場合は腸腰筋のトリガーポイントにアプローチすると腰痛の改善に突破口となるかもしれません。

この他

腹直筋のトリガーポイントによる関連痛のエリア

ふくらはぎのトリガーポイントによる関連痛など、体には痛みが出ている場所ではないところが痛みの引き金になるポイントがたくさんあります。

今回は、局所へのアプローチではなかなか改善を見られない場合の1つの方法としてトリガーポイントによる関連痛の影響をほんのさわりですが書いてみました。

次回は、引き続きトリガーポイントに関係する記事をアップしようと思います。