「お腹を冷やさない」これは普段の養生方法でも大事なことです。そこで今回から何回かは内臓を温める効果や方法を書いてみようと思います。

内臓の温度は体温よりも高い

体温を測るときは主に腋窩に体温計を入れて計測していると思います。しかし、内臓の温度はそれよりも高い状態です。

腋窩温度<口腔温度<直腸温度

腋窩で測る場合はしっかりと体と腕を密着させて測ってください。この温度を基準におおよその差は

口腔温度は0.5℃

直腸温度は1℃

高いとされています。実際はこれよりも差が少ない結果もありますが、ざっくりとはこのくらいです。

内臓の温度が高いには理由があります。

内臓、特に腸では様々な消化酵素が食べたものを消化し吸収しやすくしています。この酵素が働きやすい温度が40℃前後。

先ほどの腋窩温度でいくと、例えば36.4℃の温度であれば直腸温度は37℃くらいでしょうか。消化、吸収が行われる腸はもう少し高いと思われますので、酵素が働きやすい温度を保っているといえます。

内臓が冷える=酵素が働きづらい

もし、内臓の温度が低いと先ほどの消化、吸収にかかわる最適温度より低くなってしまいます。

内臓はしっかりと温めてあげることが重要です。

冷やすにはお腹の前と後ろから

具体的に温めていただくと良いのは、お腹側にある気海というツボ。ここは丹田ともいわれますが、図では6がその気海です。お臍から下に親指1つ分下くらいです。ここは字のごとく気の集まる場所。ここを温めてお腹を温めてください。

それと、右の図にある骨盤の真ん中の骨、仙骨。ここも温めてください。仙骨には穴が開いています。ここに骨盤内臓や下肢の筋肉を支配している神経が通過していきます。ここを温めることでそれらの血流を良くしてあげてください。

温める方法は腹巻でもいいですし、カイロでもいいです。カイロは低温火傷に気を付けてください。